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中国・フフホト国際青少年馬頭琴芸術祭(前編)

 8月8日より14日まで、中国の内蒙古自治区を中心におこなわれた、大イベントに行ってきましたので、報告をしておきます。

 このイベントは、中国馬頭琴協会と内モンゴル自治区青年連合会の主催で行われた、中国の国家的なイベントでした。

 内容的に、8日の開会式と9日から14日までのコンサートに分けて報告いたします。今回は、開会式の報告をいたします。馬頭琴芸術祭の開会式は、中国内蒙古自治区のフフホト市内にある、競技場で行われました。競技場の外には、入りたくてもチケットがないために、入れない人であふれていました。そのため、軍(公安かもしれません)がでてきて、チェックしていました。開会式は、昭君文化節という約3時間のイベントの一部でした。馬頭琴の演奏は、「万馬のとどろき」の1曲のみで、ほかは、歌や踊りなど多彩なものでした。歌手のテンゲルやデッドマーといった有名な歌手も来ていました。

 馬頭琴の演奏は、たった1曲ですので、わずか2分少々でしょうか。しかし、とても盛り上がりました。それは、演奏者が、1000名だったからです。チ・ボラグ先生をはじめとするプロはもちろん、音楽大学の学生や小中高校生も含めた演奏でした。この1曲のために6月ころから、合宿所に入り、練習した学生も少なくないそうです。他に、モンゴル国からバトチョローン先生をはじめとするグループやトゥバ共和国からの参加者もありました。日本人は、私を含めて4名の参加だったと思います。(私の参加に関しては、機会があれば、説明させていただきます。)そのため、私は、3局のテレビ局からインタビューを受けました。地元「内蒙古電視台」、「中国中央電視台(CCTV)」〔番組名:東方時空〕、そして「NHK」です。イベントの模様は、NHKのBS−1で、8月27日(月)23:00からの放送予定だそうです。もしかしたら、私も映るかもしれません。

 

開会式翌日の8月9日の地元の新聞です。3紙とも第1面で報じられています。

「1000人での馬頭琴の合奏」がギネスブックに登録された、とあります。

 

 

 

 

左の写真は、学生たちが、合宿練習した学校です。

下の写真は、馬頭琴芸術祭のポスターです。

 

 

 

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