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 「スーホの白い馬」でも知られる馬頭琴はモンゴルを代表する民族楽器です。モンゴル語では「モリン・ホール」といいます。

 馬頭琴は、バイオリンやチェロ、あるいは胡弓といった楽器と同じように弓を使って演奏します。そのため馬頭琴は「草原のチェロ」と形容されることもあります。

【馬頭琴の特徴】

@馬の頭の彫り物があります。

A弦は一見、太い2本の弦に見えますが、各々の弦は細い繊維の束です。その材質は元来 馬のしっぽでしたが、現在はほとんどの場合ナイロン弦を使用しています。外弦は約120本以上、内弦は約80本以上の細い繊維の束です。

B弦楽器は演奏者からみて、右弦が低音、左弦が高音であるのが普通ですが、馬頭琴は左右逆です。すなわち、外側の弦が低音で、内側の弦が高音です。(反四度調弦)

C左手の人差し指と中指の弦の押さえ方に特徴があります。指先で弦を押さえずに爪の生え際あたりで、外側(横側)から弦を押さえます。薬指と小指に関しては、指先で弦を押さえます。 

 

 

 

楽器の構え方:両膝にしっかりと挟みます。 弓の持ち方(右手)
弦の押さえ方(外弦 人差し指) 弦の押さえ方(外弦 中指) 弦の押さえ方(外弦 薬指) 弦の押さえ方(外弦 小指)
弦の押さえ方(内弦 人差し指)外弦の上を越えて内弦を押さえます。 弦の押さえ方(内弦 中指)外弦の上を越えて内弦を押さえます。 弦の押さえ方(内弦 薬指)外弦の上を越えて内弦を押さえます。 弦の押さえ方(内弦 小指)外弦の下をくぐって内弦を押さえます。

 

 

 

 馬頭琴には 大きく分けて、モンゴル国タイプのものと中国内蒙古自治区タイプの2種類があり 、それぞれに特徴があります。

 

 一般的な調弦(チューニング):

  モンゴル国タイプ  外弦(低音弦):ファ(3)   内弦(高音弦):シ♭(3)

  中国内蒙古タイプ  外弦(低音弦):ソ(3)    内弦(高音弦):ド(4)

 

内モンゴルタイプのチューニング 内モンゴルタイプの馬頭琴の音域

 

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